まちづくりびとに聞く!<10>都筑区商店街連合会顧問・中川商店連合会会長 吉野栄輔さん
食や地域づくりへの想いを届ける、2016年新春インタビュー
2016.3.16
個店ならではの使い勝手のよさで、地域を盛り上げて
都筑まもる君が立つ歴史博物館脇交差点から勝田に向かう街道沿いの中川商店連合会は、昔からの商店街。物を売るだけが商店街の役割ではないはずという思いから、認知症患者への対応を学ぶ講習会に参加、防犯パトロールを兼ねて徘徊高齢者の保護なども実施してきました。
今ではこの地域の多くの商店がコンビニに姿を変えていますが、長年の信用と小回りがきくという利便さを買われ、酒屋、電気屋、花屋等の個店がそれぞれがんばっています。
売るのが大変な時代だからこそ、売る方法を工夫して
都筑区全体をみると、チェーン店が増えていますが、個店ならではのオリジナルな良さをもっと発揮していくと街全体が活性化すると思います。
私ごとで恐縮ですが、吉野市作商店では、「都筑にごりワイン」が市の「街なかちょいみやげ」に認定され、特別なことがあったときやお歳暮の時期などに注文が入ります。
もともとこの大棚地区はぶどう畑がたくさんあり、その思い出を残したくて地名の入ったワインづくりを思いたったのが始まりです。当初は「大棚にごりワイン」とネーミングしたのですが、平成6年の都筑区誕生時に「都筑にごりワイン」と名前を変更し、地域の皆さんに広がっていきました。都筑ブランドがあったらいいなという思いがあってのチャレンジでした。
ある若い花屋さんは、オリジナルな正月飾りやアレンジ教室が好評のようです。
売るのが大変な時代。毎日の商売に追いかけられがちですが、そんな中でも、新しい商品の工夫、売り方の工夫にいっそう力を入れたいものです。
中川商店連合会
ホームページ:http://www.nakaren.com/
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