まちづくりびとに聞く!<7>都筑区商店街連合会会長 栗林一夫さん
食や地域づくりへの想いを届ける、2016年新春インタビュー
2016.3.1
様々な団体と連携しながら
商店街の魅力を掘り起こし、発信していきます
昨年6月から都筑区内9つの商店街からなる連合会の会長に就任しました。
商店街については「横丁があるといいね」とよく言われますが、ニュータウンの造成にともない、個店の多くはビルの中に入り、大型ショッピングモールが林立する街になっています。
私は、大型店で働く人も、お客さんと会話ができる店をめざしてほしいなと思っています。引っ越してきたとき、何かで困ったときに、お店の人に聞いたら答えてくれる、これは何よりのファンづくりになるのではと思っています。
区商連には、区役所や警察署、消防署発信の情報が多く入ってきます。その情報を大型店や新規店とも共有したい。そんな思いから商店街の賛助会員にお誘いし、まつりへの参加、美化、防犯などで交流し協力しあっています。
継続を重んじつつ、新しいことも取り入れて
土地っ子でずっと街の変化を見ていますが、街を歩くとリサイクルショップが目立ちますね。転入や転出が多い地域である証拠。子ども向け用品のリサイクルショップも多く、子育て中の方が上手に利用している様子がわかります。
こんな風景を見るにつけ、この街には蚤の市のような、ちょっとおしゃれなフリーマーケットが似合うような気がしています。区外からもたくさん来てくれるような市が実現できればと思います。駐車場の確保が必要になりますが。
都筑区民まつりはいつも大盛況で地域の一大まつり。今後テーマもいろいろ考えられますね。例えばですが、おわら風の盆の同好会がこのあたりにもあると聞いていますが、「動」の中におおわらの祭りのような「静」を仕込んでみるとか。各県の魅力を伝える物産展なども面白いと思います。
都筑区の物産もいろいろあるでしょう。食でいえば、農家が市内で一番多く、小松菜など軟弱野菜の有数の産地で、卵農家やイチゴ農家もある。それを使った加工品もある。
様々な団体と手をつなぎながら商店街の魅力を発信する。私の役目は、そんな広報的役目だと思っています。
都筑区商店街連合会
ホームページ:http://www.tuzuki-shop.com/