人形町今半×みんなのキッチン「からだうるおう 秋の薬膳ごはん」レポート
2015年10月14日(水)開催
主催:株式会社人形町今半
会場:みんなのキッチン
すき焼き、しゃぶしゃぶで知られる老舗日本料理店、人形町今半。創業120年を迎える名店は、厳選された素材を使った調味料も展開しています。
その調味料を使った料理教室第2弾。
講師は前回に引き続き、人気の家庭料理教室を主宰するおおはしなおこさん。こだわりの調味料を巧みに使い、薬膳料理の品々を披露しました。
メニューは、さんまの炊き込みご飯、春菊と松の実のキッシュ風、柿とクコの実の白和え、女性のための薬膳酢豚、わりしたとウォールナッツのタルトの5品。いずれも薬膳のポイントを押さえた、家庭で挑戦しやすいレシピです。
予約開始早々に満席となった注目のイベントの様子をレポートします。
今回のレシピとおおはしさんのアドバイス
薬膳では、秋は乾燥が健康の邪魔をすると言われています。乾燥が進むと、免疫がなくなるので、保湿が何より大切。皮膚が乾燥していたら、内蔵はカサカサになっていると思ってくださいね。
今回は、からだの内側からきれいになるレシピ。みなさん、明日には生まれ変わっていることでしょう。
さんまの炊き込みご飯 (あまから醤油ステーキたれ使用)
さんまは、フライパンでホイルやクッキングシートを使って焼けば、魚から出る油も全部使えます。そのままご飯に入れて炊きましょう。血流をよくすさんまと、気の巡りをよくするゴボウ。冷え性の方にもおすすめの組み合わせです。
この調味料は魚の生臭さが消えるのが魅力。紹興酒が入っており、味に深みが出ます。セロリやミョウガ、ウドといった香味野菜との相性もいいですよ。
春菊と松の実のキッシュ風(金胡麻ドレッシング使用)
一般的なキッシュは、生クリームやチーズを使いますが、今回は豆乳であっさり食べやすく仕上げました。春菊と松の実はせきをしずめてくれる最強のコンビ。乾燥が気になる季節に意識的に食べてくださいね。
ドレッシングは高価で香り高い金の胡麻を使っているのがポイント。濃厚な味わいで、ホットサラダやバーニャカウダのソースにもおすすめです。
柿とクコの実の白和え(料亭の白だし使用)
飾りと思われがちですが、クコの実は眼の疲れによい食材です。ヨーグルトに入れたり、みそ汁に入れたりと、家庭でどんどん食べてくださいね。
この白だしは、材料に「グラス・ド・ビアン」を使っていて、少量使うだけで奥行きのある存在感の味に仕上がります。だし巻き卵や茶わん蒸しなど、シンプルな料理に使ってみてください。
女性のための薬膳酢豚(生姜焼きのたれ使用)
ひき肉を団子にしてゆでてから使うことで、あっさりとした酢豚に。ゆりのつぼみを乾燥させた金針菜は、水分代謝をよくし、むくみやほてりを取り去ってくれます。
味付けは、生姜焼きのたれに酢を加えるだけ。調味料の味が決まっていると、あれこれと加えなくていいので、料理を楽にしてくれます。
わりしたとウォールナッツのタルト(すき焼わりした使用)
今半の看板調味料、わりしたをお菓子に使うと、キャラメルやみたらし風味のスイーツに。クルミはアンチエイジングの代表選手。ストレスや疲れのたまっている人によいでしょう。
デモ後は試食タイム
約1時間の調理デモが終わると、おおはしさんはすぐに厨房へ。調理チームとともに、料理の最終仕上げにとりかかりました。
できたての料理を口にした参加者からは、「おいしい~」と声が上がりました。
「これまで難しいと思っていた薬膳が日常に取り入れられそう」といった声や、
「調味料のこんな使い方があるなんて」といった感想も。
参加者には、レシピで使用した調味料数点がお土産として贈られました。
今半の調味料は一部、スーパーで扱っているほか、今半のオンラインストア(http://store.imahan.com/)でも購入できるそうです。
これまで、見たことがなかったという方も「ぜひ今度買ってみたい」と話していました。
次回は2016年4月の開催を予定しています。どうぞお楽しみに。
株式会社人形町今半
明治28年創業、すき焼き、しゃぶしゃぶ、日本料理の専門店。
化学調味料不使用の「すき焼きわりした」など、素材にこだわった調味料を販売している。
オンラインストア http://store.imahan.com/
おおはし なおこさん
恋愛成就フードプランナー、フードコーディネーター、国際薬膳食育師、食育指導士。
横浜市戸塚区で初心者向け和食料理教室なおさんのオハコ主宰。
料理の力で生徒さんの恋愛を応援している。