食の仕事応援セミナー レポート
2月7日(土)
食の仕事応援応援セミナー「食の仕事で起業!」
いま、さまざまな広がりを見せている「食」がテーマ。
食をテーマに何か新しい仕事を始めるヒントにと、大勢の方がご参加くださいました。
主催:みんなのキッチン
後援:横浜市経済局、男女共同参画センター横浜北
協賛:栄養サポートネットワーク合同会社
講師:森島土紀子さん、安達美佐さん、矢野ふき子さん
三者三様、それぞれの立場から起業や現在のお仕事についての講演。
中小企業診断士 為崎緑さん から講師への質問で、起業の成功のポイントがさらに明確に・・・。
事業計画の立て方等のアドバイスもあり、真剣にメモをとる参加者のみなさんの姿が印象的でした。
生姜料理専門店 代表 森島土紀子さん
1992年に、相方と二人でアパレル店「仕事着しょうが」をオープン。近隣への大型店舗進出等の逆境の中で、店舗運営を継続する為に店舗の半分を改装して、「生姜料理しょうが」をスタート。
銀行より融資を受けて店舗を増やし、今では生姜料理専門店3店舗を経営するオーナーへ。
未経験の飲食業界で成功した秘訣は、「大好きなしょうがを軸にして決してブレないこと」。
「何かにこだわったお店でないと消費者に受け入れてもらえないでしょ」という、
やさしい語り口調の中にも生姜へのこだわりをつらぬく強い姿勢が感じられました。
店内のインテリアや器ににもこだわりをもち、スタッフのユニフォームも手作りしているそうです。
栄養サポートネットワーク合同会社 代表 安達美佐さん
管理栄養士としてのスタートは病院、保健所。当時の日本での管理栄養士としての働き方に疑問を感じていたところ、アメリカで管理栄養士と接する機会に恵まれたのが転機。
アメリカのように栄養士の存在価値を高め、もっと社会に役立つ存在にしたい。
そんな思いを語ったところ、「だったらあなたがやりなさい」と背中を押されて帰国し、思い切って起業。
株式会社やNPOではなく合同会社という形態を選んだ理由や、起業するまでのステップについて分かりやすく語ってくれました。「共同経営をするのは難しい面もあるけど、起業するには仲間が必要」。
副代表との絆もガッチリでした。
「起業するには覚悟が必要」という言葉が印象的でした。
料理教室「鎌倉ダイニング」主宰・6次産業化プランナー 矢野ふき子さん
ご主人の実家である古民家を改装して料理教室をスタート。
生しらすを日持ちさせ、全国に広めたいと考えた矢野氏は六次産業化プランナーとしてしらすの沖漬けを考案。
好塩菌の腸炎ビブリオが繁殖しないようにする苦労や品質を維持する為の苦労、漁師さんの協力を得る為の苦労などを語ってくれました。
「異業種の方とうまくつながるコツは恋愛と一緒」という話が印象的。
起業を成功させるには、自分の思いを一方的に伝えるだけではダメなんですね。
ランチタイムは交流会&プレゼン大会
講師を交えての交流会は和やかムードの中にもみなさんの熱意がみなぎっていました。
自己紹介をしたり、名刺交換をしたり・・・。
現在取り組んでいることやこれから取り組みたいことをプレゼンしてくれた方も。
新たな人の輪が生まれたようです。
★みんなのキッチン調理チームの
交流会ランチメニュー★
・ハンバーグ 豆乳ソース添え
・サラダ
・ポテト
・大根とイカの煮物
・にんじんゼリー